フレッツ光の速度は夜になると遅くなる?原因と解決策をご紹介!

フレッツ光
当サイトのコンテンツ内にはプロモーションを含みます。

 

フレッツ光の評判を見てみると、夜に通信速度が遅くなる、ネット動画が途切れるなどの口コミが多いです。

実は、この問題…フレッツ光に限らず、ほとんどのインターネット回線で起きる現象なんですね。

 

この記事では、「夜間の速度低下が起きる仕組み」を簡単に解説した後、「具体的な対処法」をご紹介していきます。

夜のネット通信で困っている方は、この記事の方法を試して、快適な環境を取り戻してくださいね!

 

①フレッツ光はなぜ夜に速度が遅くなるのか

まずは夜間にフレッツ光の速度が遅くなる原因について、考えられるものをいくつか挙げてみましょう。
ほとんどの場合は、この項目に書いている、いずれかのケースに当てはまります。

 

1.1サーバーの混雑

最も多い原因は、ネット利用者の増加です。

どうしても夜間はネットを利用する人が増えるので、通信混雑が起きて接続が遅くなることが多いです。

 

ただ、勘違いをしてはいけないのが、「回線自体は混雑していない」という点です。

あくまで夜に混雑しているのは、サーバーかプロバイダのどちらかがほとんどです。

 

1.1.1サーバーの混雑の場合は、特定のサイトのみが遅くなる

サーバーとは、例えば、YouTube、Yahoo!Japan、Twitterのようなサイトを提供しているコンピューターのことです。
サーバー(server)は、サービスを提供する人という意味です。

YouTubeなどのサービスを提供しているコンピューターに夜にアクセスが集中し、サーバーの処理能力が追いつかなくなるため遅くなるのです。

 

基本的にYouTube、Yahoo!Japan、Twitterなどは自社で大規模なサーバーを持っていますので、夜にアクセスが集中しても遅くなることはめったにありません。
処理能力の低いレンタルサーバーを利用しているようなサイトだと、夜にアクセスが集中した場合ページの表示が遅くなります。

 

この場合は、サービスを提供している側の問題なので、利用者には何もできることはありません。

 

1.2プロバイダーが原因で速度低下が起きる場合

プロバイダはそのエリアの契約のユーザー数から計算して、混雑しない程度の規模の設備を設置しています。

 

この装置はNTTとプロバイダを結ぶちょうど中間にあり、NTE(ネットワーク終端装置)と呼ばれるものです。

 

NTEは、プロバイダがNTTにお金を払って設置しています。
ユーザー数の大きなプロバイダだとこのNTEの数も多いのです。

 

プロバイダが混雑する原因は、そのエリアの網内NTEの設備が小規模なことが考えられますが、これは一般には公開されていません。
周辺の利用者が急激に増えた場合などは、設備が小規模すぎて通信が混雑することがあります。

 

この場合、「プロバイダーが設備を増設する」か、「あなた自身がプロバイダーを乗り換えるか」の2つの選択肢しかありません。

 

 

 

②プロバイダーか、他の箇所か原因を見極める方法

プロバイダが原因か、ほかの原因かを見分ける方法を説明します。

 

  1. すべてのサイトで遅い
  2. フレッツサービス情報サイトでは速度がでる

この2つが当てはまった場合は、プロバイダの原因の可能性が高いです。

 

チェック(1) すべてのサイトで速度が遅いかどうか調べる

夜だけネットが遅い場合でも、特定のサイトだけ遅い場合は、サイトの問題です。
まずはいろいろなサイトを閲覧して、本当にネット自体が遅いのかを確認します。
そして、速度測定サイトを利用し速度を図りましょう。

 

通信速度を調べるサイト
BNRスピードテスト 公式サイト

 

 

 

速度測定で数値が低く、すべてのサイトで遅い場合は、プロバイダの原因、PCの問題、Wi-Fiの問題、フレッツ光の問題の可能性が考えられます。

 

チェック(2) プロバイダーより手前の通信速度を調べる

次に、フレッツユーザーだけが繋がるフレッツサービス情報サイトへアクセスします。
フレッツサービス情報サイトはプロバイダを通過する手前の速度を測ることができます。

 

「フレッツ網の速度は速いのに実際の通信が遅いということは、プロバイダー以降に原因がある」ことがわかるんですね。

 

 

 

フレッツ情報サイトは速度測定ができるページがあるので、そこで測定すると、フレッツ網までの速度が測れます。

 

下記のサイトで、プロバイダーより手前の通信速度をチェックしてみましょう。

フレッツサービス情報サイト
IPv6通信の場合(設定不要)フレッツ東日本 公式サイト

フレッツ西日本 公式サイト

IPv4通信の場合(NTT製ルーター以外は設定要)フレッツ東日本 公式サイト

ID:guest@v4flets-east.jp

パスワード:guest

 

フレッツ西日本 公式サイト

ID:flets@v4flets-west.jp

パスワード:flets

 

 

 

 

 

 

前半で紹介した「BNRスピードテスト」の結果と、今使った「フレッツ情報サイト速度測定」の結果に大幅に差がある場合、プロバイダの能力不足と考えていいでしょう。

 

プロバイダの能力が高ければ速度差は3~10Mbps程度です。
夜などの時間帯で混雑がするのはどのプロバイダも仕方ないことなのですが、常時速度差が30Mbps以上場合は、プロバイダの能力が低いと言わざるを得ないでしょう。

 

 

プロバイダが原因であるとある程度目星をつけた場合、改善するためにはプロバイダの変更が考えられます。
フレッツを利用の場合、プロバイダ変更は自由にできます。

 

プロバイダ料金は500円~1200円程度ですが、安すぎると速度面に不安があります。
料金と速度を考えて選択する必要があります。

 

 

プロバイダーが原因の場合、バックボーンの大きいプロバイダに乗り換えよう

プロバイダを選ぶとき、バックボーンという言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

バックボーンとは、日本語で「背骨」です。つまり、大事なこと、物事の中心となる支えの意味です。
インターネット回線はフレッツ光の光回線がありますが、プロバイダの向こう側にも通信回線があります。

 

このプロバイダの向こう側の通信回線のことを主にIPバックボーンと言います。
バックボーンが大きいほうが通信の渋滞が起こりにくいです。

 

IPv6に対応しているプロバイダを選ぶ

従来がIPv4という通信方式なのですが、新しい通信方式がIPv6です。
IPv6通信の中でも、IPoE方式のインターネット接続は、IPv4通信とIPv6通信を分散化できるので、インターネットの混雑緩和に繋がります。

 

バックボーンの大きさと、IPv6に対応しているという2つの条件を満たすプロバイダは「OCN」「ぷらら」「ビッグローブ」などがあります。

 

しかし、どのプロバイダが速いか我々ユーザーに知るすべはありません。同じプロバイダでも地域ごとに利用ユーザー数が違うので、混雑しやすいプロバイダを一概に決めることはできないです。なるべく大手中心で選ぶことをお勧めします。OCNはプロバイダの中でも最大手で、設備にお金をかけてあることもあり、混雑が起こりにくくなる努力をしています。

 

 

チェック(3)その他の原因の場合

フレッツ網まで速度が正常であれば、利用している端末からフレッツ網までは正常ということになります。

ここで速度が出ない場合は、他の原因になります。

下記の点をチェックしてみましょう。

 

  • 別端末はどうか
  • 無線じゃなくて有線ならどうか
  • LANケーブルを取り替えてどうか
  • ルーターを経由させないでONUに直結したらどうか

 

ほとんどの場合、このどこかで原因がわかるはずです。

 

 

 

③その他に考えられる原因

ここからは、いままでご紹介した以外で夜間の通信が遅くなる原因をご紹介します。

 

また、よく言われているけど、事実とは違う「ガセネタ」についても紹介しているので、覚えておいてくださいね。

 

3.1「マンションだから夜遅くなる…」は嘘!

「マンションだから、1本の光ケーブルを複数人で共有しているため、使用人数が増える夜になると速度が遅くなる」という話がネット上には溢れています。
これだけ聞くと、なるほどと思ってしまいますが、まったくのでたらめです。

 

まず、マンションタイプには大きく分けてVDSL方式と光配線方式があります。
VDSL方式の場合、NTT収容局から1本の光ケーブルでマンションの共有部の装置まで繋がっています。

 

細かい話は省略しますが、実はこの仕組みは戸建て住宅の接続方式とほとんど同じものになります。

勘違いしている人も多いですが、戸建てタイプも1本の光ケーブルを「マンションと同じように複数世帯で共有」しているのです。

 

フレッツ光の初期は戸建てタイプ1世帯の付き光回線1本という方式もありましたが、
現在は完全になくなり、戸建てタイプはすべて32ユーザーでシェアする形になっています。

 

なので、「マンションだけが遅くなる」という現象はあり得ません。

同じ理屈であれば、戸建てタイプのほうも遅くなります。

 

3.2マンションでの速度低下は、電波干渉が原因かも!

マンションが遅いという場合は、VDSL方式のケースが多いです。
VDSL方式の場合、マンション内の配線に電話線を使いますが、電話線での通信速度は最大100Mbpsまでしか出ません。

さらに、光回線に比べ、電話線は干渉を受けやすく、速度低下の原因になります。

 

よくあるのが、マンション内の廊下などに設置してある蛍光灯が切れかけて点滅している場合です。
蛍光灯が点滅すると、そこから電話線がノイズを拾います。

 

すると、マンション共有部にある装置(VDSL集合装置)からユーザーの部屋の中に設置のVDSL宅内装置の間での通信が悪くなり、ネットが途切れたり速度が遅くなったりします。
蛍光灯は夕方から点灯するケースが多いので、夜だけ遅いということが起こりえます。

 

最近は光回線方式を導入しているマンションが増えていますので、自宅のマンションがVDSLと光回線方式併用になっていることもあります。NTTに相談して光配線方式へプラン変更をすることで速度が解決する場合もあります。

 

3.3時間帯ではなくPCが原因

パソコンのスペックが低いと、体感的にインターネットが遅いときと同じ状態になります。
パソコンの速度を決める要因は、メモリ、CPUのコアの数が代表的です。インターネットを利用するだけであれば、メモリ2GB以上、コア2個以上であれば快適に動くでしょう。

 

OSの原因もあります。OSとはwindows7、windows8などの種類のことです。古いOSよりも新しいOSの方がサクサク動きます。

 

パソコンのセキュリティーソフトが原因の場合もあります。いったんセキュリティーを停止させて速度が出るか試しましょう。

 

3.4Wi-Fiが原因

Wi-Fiは、電波で無線ルーターなどの無線アクセスポイントと通信をしますが、無線アクセスポイントからパソコンの距離が遠かったり、壁を何枚も隔てたりすると電波がうまく届きません。

 

有線で繋いで速度が出るようであれば、Wi-Fiが原因だったことがわかります。

 

Wi-Fi対応ルーターは市販の製品を購入することをお勧めします。アンテナが内蔵しているタイプとアンテナが外に出ているタイプがあるのですが、広い一軒家などは後者を選びましょう。特定の部屋にWi-Fi電波が届かなくても、アンテナの向きをいじることにより改善することが多いからです。

 

無線アクセスポイントは、なるべく家の中心になる場所に置いて、どの部屋にも電波が行き渡るようにしましょう。

 

3.5契約プランが原因

フレッツ光には従量制のフレッツ光ライトと定額制のフレッツ光ネクストがあります。従量制のフレッツ光ライトは速度が100Mです。
定額制のフレッツ光ネクストは利用形態、または希望によって100M、200M、1Gがあります。同じ100Mならばフレッツ光ライトもフレッツ光ネクストも速度は同じです。

 

フレッツ光ネクストを利用で100Mのタイプを利用の場合、西日本の場合は1G、東日本の場合は200Mへ同料金で変更が可能です。
(東日本は1Gにすると+300円)ただし、マンションVDSL方式、マンションLAN配線方式の場合は変更不可です。光配線方式へ変更可能であれば変更した上での速度変更になります。

 

ちなみに、マンションプランはマンションの規模に応じてミニ、プラン1、プラン2とありますが、これらのプランの違いで速度に差が出ることはありません。(どのプランでも1本の光回線をシェアしている人数は同じです)

 

3.6LANケーブルが原因

LANケーブルも最大速度が決まっています。

1G対応や100M対応が一般的です。
フレッツ光で1Gの契約をしているのに、LANケーブルが100Mまでしか対応していないと、結局100Mまでしか速度は出ません。

 

LANケーブルは電気屋でも100円ショップでも売っていますが、1G対応のLANケーブルには『1000BASE-T』と記載されています。
100Mまでしか対応していないものは『100BASE-TX』です。

 

現在使っているLANケーブルがどちらかを知りたい場合は、『CAT-5E』とケーブルに書いてあれば1G用、『CAT-5』と書いてあれば100M用です。

 

LANポートが1Gに対応しているかどうかも関係します。
1Gに対応していないLANポートに1G対応のLANケーブルを取り付けても、100Mの速度にしかなりません。フレッツが貸し出す光回線向けの機器類はすべて1G対応のLAN・WANポートです。

 

 

結論|プロバイダーが原因の場合は、光コラボへの乗換えがおすすめ!

ネット利用者が増える夜だけ遅くなるのであれば、プロバイダを変更する以外に手はありません。

どのプロバイダが良いかは正直難しいのですが、値段との折り合いを付けながらなるべく大手を選んだほうが無難です。

 

そしてコスト面を重視して選ぶのであれば、「ついでにフレッツよりも光コラボなどの他社回線に乗換えるほうが良い」でしょう。

 

フレッツでは現在行っていない、現金キャッシュバックや、各社が独自に設定している割引(スマホのセット割など)を利用できるので、通信費は大幅に下がります。

プロバイダーを変更するのも、回線を乗り換えるのも手間的にはさほどかわりません。

なのでこのタイミングで回線ごと乗り換えるという手も選択肢として考えてみてくださいね。

 

現在フレッツからの乗換えで人気の光回線について、下記の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【必ず見つかる】インターネット回線徹底比較!あなたに最適な回線をご提案します!
【記事の内容は動画でも解説しています】 記事を読むのが面倒な方はこちらをご参照ください インターネット回線と言えば少し昔はフレッツ光が当たり前でしたが、現在は、 光コラボ各社 auひかり NURO光 などなど様々な選択肢が増えています。 ※...
タイトルとURLをコピーしました