引越しで電気を開通したい時はどこに電話すればいいの?電気が繋がらない!を防ぐ完璧なタイミングを解説!

電気 開通 電話 新電力会社

引越しの際の電気の手続きは不動産会社が教えてくれるだろう!

そんな風に思ってはいないでしょうか?

それは結構危険です。

電気の契約は不動産会社は関係ないので、教えてはもらえません。

万が一教えてくれる親切な不動産会社があっても、手続きするのはご自身です。

手続きの方法を事前に把握しておかないと、
引越したのに電気が開通してない!
なんて状態で数日間過ごす羽目になるかもしれません。

でもこの記事にたどり着いたあなたは大丈夫です!

引越しの際の電気開通に必要なものや、開通当日までの流れを丁寧に説明します!

代表的な電力会社である「東京電力」の料金システムや世帯別の平均電気料金も大公開します。

なので、自分に見合った契約内容で余裕を持った手続きができるようになります。

電気の開通手続き以外にも引越しで忘れてはならない手続きについても説明していくので、
最後まで読めば引越し時のライフライン関連の手続きはバッチリになります。

①電気の開通手続きについて

ここでは電気の開通手続きの手段事前に準備しておくと良い情報を紹介します。

これらを把握しておけば、手続きがスムーズになるので何度も電話をしたりする手間を省けるのでとても便利です。

電気開通の手段

引越しをする場合、

  • 現在の住所での「電気の使用停止手続き」
  • 引越し先の住所での「電気開通の手続き」

が必要になります。

電力会社への手続きの連絡は「ウェブ・電話・FAX」などで行うことができます。

引越し後も同じ電力会社を使う場合

現在の住所で利用している電気会社を新しい住所でも利用する場合は、
「電気の使用停止手続き」及び「電気開通の手続き」を同時にできるのて、便利です。

引越し後は違う電力会社を使う場合

引越し後は現在の住所で契約している電力会社と別の電力会社での契約を考えている場合は
「電気の使用停止手続き」と「電気開通の手続き」を別々に行う必要があります。

テンポよく手続きをしないと同じ月の料金が旧電力会社と新電力会社で二重に掛かってしまうこともあるので、余裕を持った手続きをオススメします。

電気の開通手続きの手段まとめ

  • 現在の住所での「電気の使用停止手続き」と引越し先の住所での「電気開通の手続き」が必要。
  • 引越し後も同じ電力会社を使う場合は、「電気の使用停止手続き」と「電気開通の手続き」を同時にできる。
  • 引越し後は違う電力会社を使う場合は、「電気の使用停止手続き」と「電気開通の手続き」を別々に行う。

電気開通の必要なもの

必要な情報が揃っていないと電気の開通手続きはできません

ウェブから申し込むにしても、電話やFAXで申し込むにしても、以下の情報をメモ書きして手元に持っておくと安心です。

名義

「名義」は電力会社を契約する人(契約者)の名前です。

基本的には引越し先の名義人と同じ人が電力会社の契約者になります。

電話番号を聞かれる場合もあります。

固定電話がある場合は固定電話番号を、固定電話が無い場合は携帯電話番号をメモ書きしておきましょう。

新しい住所

「新しい住所」は引越し先の住所です。

マンションやアパートの場合、建物の名前と部屋番号も確実に伝えましょう。

確認で引越し前の住所を聞かれる場合もあるので、古い住所もメモしておくと安心です。

電力プラン

どれだけ電気を使うかによって最適なプランは変わります。

なので自分にあった最適なプランを申し込みましょう。

電力会社によって電気料金のプランは異なりますので、ここでは東京電力(関東エリア)の一般家庭向けの電力プランをいくつか紹介します。

東京電力プラン 契約可能
アンペア
おすすめ世帯
プレミアムS 10〜60A 世帯人数が多く、電気の使用量がとても多い方にオススメのプランです。
スタンダードS 10〜60A 一人暮らしから人数が多い世帯まで幅広い方にオススメの標準プランです。
夜トク8 なし 日中は電力利用が少なく、夜間に電気をたくさん使う方がお得になるプランです。午後11時〜午前7時までの8時間がお得になります。
夜トク12 なし 日中は電力利用が少なく、夜間に電気をたくさん使う方がお得になるプランです。午後9時〜午前9時までの12時間がお得になります。
スマートライフS 10〜60A オール電化住宅(キッチンも空調も電気)の方にオススメのプランです。
アクアエナジー100 10〜60A 100%水力発電で環境に優しいエコなプランです。他プランよりも基本料が高くなる代わりに通常は見られない貯水ダムを見学できる権利が付与されます。

料金プランはたくさんありますが、基本的には「スタンダードS」プランが標準プランなので、標準プランを選べば間違い無いでしょう。

アンペア容量

次に最適なアンペアについてです。

アンペアは世帯の人数や電力の使用量によって最適な容量が決まります。

平均的に、

  • 一人暮らしで20〜30A
  • 二人世帯で30〜40A
  • 三人世帯で40〜50A
  • 四人世帯以上で50〜60A

で申し込むのがオススメです。

10Aや15Aは冷蔵庫やエアコンなどの長時間利用する家電がある世帯にはオススメできません。

多くの方は20A以上での契約が良いでしょう。

電気使用開始日

「電気使用開始日」とは電気が使えるようになる最初の日です。

一般的には入居日当日を指定する場合が多いようです。

特別な事情がない限りは余計な電気料金が発生しないように、入居日を電気使用開始日として手続きを進めましょう。

支払い方法

電気の支払い方法は、

  • クレジットカード払い
  • 銀行振替
  • コンビニ払込

を選ぶことができます。

「クレジットカード払い」を希望の場合はクレジットカード番号、「銀行振替」を希望の場合は支店名と口座番号をメモしておきましょう。

「コンビニ払込」を希望の場合、特に準備物はありませんが、毎月払込伝票の発行代金が電気料金に上乗せされるので、オススメではありません。

電気料金を払い忘れてしまうと電気が止められれてしまうので、「コンビニ払込」はリスクが高いです。

支払い忘れも防げる「クレジットカード払い」か「銀行振替」をオススメします。

電気開通の必要なものまとめ

  • 名義、新しい住所、電力プラン、アンペア容量、電気使用開始日、支払い方法を準備しておく。

②引越し当日までの流れ

「手続きの準備は完璧!」となりましたか?

次に手続きから電気開通当日までの流れをざっと理解しておきましょう。

流れを理解しておくことで、次に何をすれば明確になるので最後まで確実で落ち着いて手続きができます。

東京電力を例に申し込みから電気開通までの流れを見ていきましょう。

東京電力の申し込み方法

東京電力の場合、公式ウェブサイトの引越し申し込みフォームに沿って情報(必要な情報は後述します)を入力すれば簡単に手続きができるのでオススメです。

「電気開通の必要なもの」で準備した情報を順番に入力していけば手続きは完了します。

あとは電気開通日を待つだけです。

とても簡単です。

東京電力の申し込み方法まとめ

  • 公式ウェブサイトから、準備した情報を順番に入力する。

電気開通当日の過ごし方

電気開通の場合は電気作業員が自宅に来たりすることはありません

なので、電気開通日に後から予定が入って自宅にいられなくても大丈夫です。

自宅の分電盤にあるブレーカースイッチを自分ですべて上にあげれば電気がすぐに使えます

万が一ブレーカーを上げても電気がつかない場合は、電力会社に連絡をしましょう。

この場合の連絡は急ぎなので電話が良いでしょう。

東京電力の緊急時の連絡先:0120-995-007
※フリーダイヤルが利用できない場合:03-6375-9803
受付時間:午前9時〜午後5時(日・祝・年末年始は繋がりません)

申し込みから電気開通まで難しいことは一切無く、スムーズに引越し手続きができるのが電力会社の特徴です。

電気開通当日の過ごし方まとめ

  • ブレーカースイッチをすべて上にあげれば電気が使える。

東京電力の料金について

引越し時の電気の開通手続きの流れは把握できたけど、東京電力の料金をもっと詳しく知りたい!」という方も多いですよね。

ここでは東京電力の料金システムと世帯別の年間の平均料金について説明していきます。

自身の電気代がいくらくらいになるかの参考にどうぞ。

料金システム

東京電力の料金システムは

  • 契約アンペア毎に異なる「基本料金」
  • 電力使用量によって異なる「電力量料金」

があります。

その合計値から「再生可能エネルギー発電発足割賦金」を足した合計額が電気代金になります。

「再生可能エネルギー発電発足割賦金」とは
エネルギー自給率が低い日本で、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスといった自然界にある再生可能なエネルギーを電力会社が買い取る際の費用で、
消費者が負担することになっています。

1kWhごとに2.25円〜2.64円発生します。

それでは「スタンダードSプラン」を例に挙げると料金システムは以下のようになります。

アンペア
容量
基本料金 電力量料金が
〜120kWh
の場合
電力量料金が
121〜300kWh
の場合
電力量料金が
301kWh〜
の場合
10A 280.8円 19.52円 25.98円 30.2円
15A 421.2円
20A 560.4円
30A 842.4円
40A 1,123.2円
50A 1,404.0円
60A 1,684.8円

10〜60Aの基本料金は決まっているので、どれだけ電力を使おうと基本料金の金額は変わりません。

電気量料金は

  • 「〜120kWh」
  • 「121〜300kWh」
  • 「301kWh〜」

によって値段が変わります。

使うほど高くなる計算になります。

20Aの契約で1ヶ月に170kWhを使った場合で再生可能エネルギー発電発足割賦金が2.64円/kWhだった場合の計算は以下のようになります。

560.4円(基本料)+(170kWh×25.98円)+(170kWh×2.64円)=5,425.8円

電力量は季節によっても変わるので、過去の電気量の明細を見てご自身がどのくらい利用するのかを把握しておくのが良いでしょう。

料金システムまとめ

  • 東京電力は、「基本料金」「電力量料金」「再生可能エネルギー発電発足割賦金」の合計額が電気代となる。

世帯別平均料金

「自分がどれくらい電力を使うのか分からない!」そんな人は以下の表が参考になると思います。

世帯人数別の1ヶ月の平均電力使用量から見た、月間と年間の電気代予想です。

一人世帯 二人世帯 三人世帯 四人世帯
アンペア容量 20A 30A 40A 50A
電力使用量
(月間)
170kWh 348kWh 391kWh 437kWh
電気料金
(月間)
3,676円 9,830円 11,406円 12,152円
電気料金
(年間)
44,111円 117,960円 136,872円 145,824円

一人世帯では年間50,000円以内に納まる計算になっていて、二人世帯では一人世帯のおよそ2.6倍です。

三人世帯と四人世帯であまり金額に差がないのも特徴的です。

③引越し時の電気以外に必要な手続き

電気の手続き以外にも引越しする際は、様々な手続きが必要になってきます。

市役所に提出する書類や、電気と同じライフラインであるガス水道もそうです。

郵便物の行き違いを防ぐために郵便物の転送サービスを申し込む必要があります。

それぞれ紹介していきます。

転出届・転入届・転居届

転出届」は引越し前の住所から転出することを引越し前の市役所に届け出ることを言います。

この届け出は通常引越しをする前に行う必要があるので、引越し先が確定したらなるべく早く手続きをしましょう。

「転出届」を出すと印鑑登録をしている場合、登録情報が抹消されます。

引越し先で新たに印鑑登録をしましょう。

「転入届」は引越し後の新しい住所に転入することを引越し後の市役所に届け出ることを言います。

引越し後2週間以内(14日以内)に転入届を提出する必要があります。

こちらは期日が明確に指定されているので、必ず期間内に届け出をしましょう。

同じ市内での引越しであれば「転居届」を提出するようになります。

この場合「転出届」や「転入届」は不要なので、手続きは簡単です。

しかし「簡単なので後でもいいや」と思っていると忘れてしまうので、いずれにせよ早めの手続きが必要です。

ガス・水道

ガスを利用停止する場合は、契約しているガス会社へ引越しのおよそ1週間前に利用停止の連絡をしましょう。

水道の利用停止もガス同様におよそ1週間前に水道局へ利用停止の連絡をしてください。

お客様番号を求められる場合があります。

お客様番号は検針票などに記載されている番号なので、検診票があれば番号を控えておきましょう。

お客様番号があればスムーズに手続きが進みます。

お客様番号が無い場合は、お客様情報を確認したりするので手続きに少し時間がかかりますが、手続きはできるのでご安心ください。

郵便物の転送サービス

郵便物が古い住所に届いてしまうと、受け取ることができずにとても不便な思いをしてしまいます。

それを防ぐのが「転送サービス」です。

転送サービスの申し込みは簡単です。

最寄りの郵便局窓口に「転居届」を提出すれば完了です。

「転居届」の用紙は郵便局に設置してあるので、郵便局で記入してそのまま提出することができます。

本人確認書類の提示を求められるので、運転免許証や健康保険証を用意しましょう。

本人確認書類は提出ではないのでコピーを用意する必要はありません。

この「転居届」は市役所に提出するものとは別物なので、混合しないように注意しましょう。

転送サービス開始は申し込みから1週間程度かかるので、タイミングを見計らって手続きを進めましょう。

まとめ

引越しでの電気の開通手続きは、手続きで必要な情報さえ用意できていれば誰でも簡単に行えます。

特に東京電力ならウェブサイトに専用フォームがあるので安心です。

準備する上で一番悩むのが「電力プラン」と「アンペア容量」です。

基本的には引越し前と同じ契約で問題がないと思いますが、引越しを機に契約プランを見直して電気代の節約になったという方も大勢います。

なので契約プランの確認はしておいて損はないでしょう。

引越しをする場合は電気の開通手続きと並行して進めなければならない手続きがたくさんあるので、どれも余裕を持って進めることが大切です。

 

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