auひかりの通信品質や料金に不満があって、他社に乗り換えたいという方がよく検討するのがフレッツ光です。
ですが、結論から言うと、
「auひかりからフレッツ光への乗り換えはやめたほうがよい」
です。
私たちは長年、インターネット回線や申し込み窓口の調査をおこなっているインターネット回線選びのプロです。
現在200社以上もある光回線を徹底調査した結果、下記の2つの光回線のいずれかからの申し込みを推奨しています。
【auひかりから乗り換えならココがおすすめ】
- BIGLOBE光
- So-net光プラス
- enひかり

どうしてこの3つの回線なの?

auスマートバリューが使えて、月額料金もauひかりより安くて、なりよりauひかりより通信速度が速くなる可能性が高いからだよ!
※enひかりはauスマートバリューが使えません
【auひかりからの乗り換え先の選び方】
- auスマホユーザーの方は、ビッグローブ光かSo-net光プラス
- 現金キャッシュバックを受け取りたい方はビッグローブ光
- 月額料金割引キャンペーンを受けたい方はSo-net光プラス
- auスマホユーザではない方はenひかり
乗り換えて結局損をしないためにも、この記事では
- auひかりからフレッツ光へ乗り換えをする7つのデメリット
- なぜこの2社への乗り換えが賢明な判断なのか
を紹介します。
この記事の目次
①auひかりからフレッツ光へ乗り換えで起こる7つのデメリット
auひかりからフレッツ光へ乗り換えることをおすすめできないのには理由があります。
次の7つのデメリットがあるからです。
【7つのデメリット】
- 月額料金が高くなる
- auスマートバリューが使えなくなる
- フレッツ光の開通工事費と事務手数料がかかる
- auひかりの解約料が発生
- キャッシュバックがない
- 電話番号が変わる場合がある
- プロバイダメールが使えなくなる場合がある
それぞれ詳しく解説します。
月額料金が高くなる
auひかりとフレッツ光の月額料金を比較してみましょう。
auひかりからフレッツ光へ乗り換えで月額料金が高くなってしまうことがよくわかります。
まずは、戸建てタイプから比較してみます。
auひかりとフレッツ光の戸建てタイプの月額料金 | |
auひかり | 2年契約:5,200円
3年契約:4,900円 |
フレッツ光東日本エリア | 4,700円+プロバイダ利用料=5,200~6,000円 |
フレッツ光西日本エリア | 4,730円+プロバイダ利用料=5,230円~6,030円 |
※フレッツ光のプロバイダ利用料は500円~1,300円で計算
※西日本は光はじめ割1~2年目、東日本はにねん割適用額
auひかりはプロバイダ利用料込みですが、フレッツ光はプロバイダ利用料が別です。
なので、フレッツ光の料金はプロバイダ利用料によって上下します。
どちらにしてもauひかりのほうが安いです。
次に、マンションタイプの月額料金を比較します。
auひかりとフレッツ光のマンションタイプの月額料金 | |
VDSL方式(最大100Mbps) | |
auひかり | 16契約以上:3,800円
8契約以上:4,100円 |
フレッツ光東日本 | 16契約以上:2,750円+プロバイダ利用料=3,250~4,050円
8契約以上:3,150円+プロバイダ利用料=3,650~4,450円 4契約以上:3,750円+プロバイダ利用料=4,250~5,050円 |
フレッツ光西日本 | 16契約以上:3,135円+プロバイダ利用料=3,635~4,435円
8契約以上:3,575円+プロバイダ利用料=4,075~4,875円 6契約以上:4,345円+プロバイダ利用料=4,845~5,645円 |
光配線方式(最大1Gbps) | |
auひかり | ギガ:4,050円
ミニギガ:5,000円 |
フレッツ光東日本 | 16契約以上: 2,950円+プロバイダ利用料=3,450~4,250円
8契約以上:3,350円+プロバイダ利用料=3,850~4,650円 4契約以上:3,950円+プロバイダ利用料=4,450~5,250円 |
フレッツ光西日本 | 16契約以上:3,135円+プロバイダ利用料=3,635~4,435円
8契約以上:3,575円+プロバイダ利用料=4,075~4,875円 6契約以上:4,345円+プロバイダ利用料=4,845~5,645円 |
※フレッツ光のプロバイダ利用料は500円~1,300円で計算
※西日本は光はじめ割1~2年目、東日本はにねん割適用額
マンションタイプの場合は、一部のプランでフレッツ光の方が安くなるケースもあります。
しかし、それは激安プロバイダを使った場合のみです。
上記の金額はフレッツ光のプロバイダの最低額500円から少し高めの1,300円の場合の合計金額です。
さすがに最低額500円のプロバイダを使えばauひかりより安くなることもあります。
そもそも激安プロバイダでは通信速度が遅い可能性が高いのでおすすめはできません。
auスマートバリューが使えなくなる
auケータイ・スマホが安くなるauスマートバリューはフレッツ光では使えません。
なので、auスマートバリューを適用させている方は、
絶対にauひかりからフレッツ光へ乗り換えてはいけません。
ちなみに、auスマートバリューによる割引額は以下の表のようになります。
<auスマートバリュー>
auのプラン | 割引額/月 (※税込表示) |
・新auピタットプラン1G超~7GB ・auピタットプラン(s) | 550円 |
・データ定額1/2/3 ・ジュニアスマートフォンプラン ・カケホ(3Gケータイ・データ付) ・シニアプラン ・データ定額3cp ・LTEフラットcp(1GB) | 1,027円 |
・auフラットプラン7プラス ・auデータMAXプラン ・auピタットプラン2GB超~20GB ・auフラットプラン20/30/5 ・auフラットプラン25Netflixパック | 1,100円 |
・U18データ定額20 ・データ定額5/8/20 ・データ定額5cp ・LTEフラット ・ISフラット ・プランF(IS)シンプル ・LTEフラット for Tab/Tab ・LTEフラット for Tab(i) ・LTEフラット for FATA(m) | 1,551円 |
・データ定額10/13/30 | 2,200円 |
※2019年11月時点(新規受付終了プランは記載していません)
これが、家族を含め最大10回線まで適用できるわけです。
簡単にシミュレーションすると次のようになります。
- 4人家族
- 「auピタットプランNが2人」「auピタットプランN(s)2GB超が2人」
⇒合計2,000円割引
auひかり以外へ乗り換えを希望している方は、
auスマートバリューに対応しているところ
にしましょう。
フレッツ光の開通工事費と事務手数料がかかる
フレッツ光の開通工事費と事務手数料はこうなっています。
住居タイプ | 開通工事費 | 事務手数料 |
戸建て | 18,000円 | 800円 |
集合住宅 | 15,000円 |
工事割引キャンペーンはないので、全額実費です。
ちなみに、
「auひかりで使っていた光回線設備をそのまま使いまわせば工事不要なのでは?」
と思う人もいるのですが、それはできません。
そもそもauひかりとフレッツ光で使う光回線設備はまったく違うものです。
なので、新たに光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要となります。
auひかりの解約料が発生
auひかりからフレッツ光へ乗り換えの際に、auひかりを解約することになります。
その際にauひかりの解約費用が発生します。
解約費用には次のものがあります。
- 更新月以外での解約で契約違約金7,000~15,000円
- 2018年3月1日以降auひかりホームを契約した人は撤去工事費28,800円
- auひかりの開通工事費の残債(ホーム60カ月、マンション24カ月以内に解約した場合)
これは、乗り換え先がフレッツ光ではない場合でも同じことが言えます。
特にフレッツ光だとキャッシュバック等のキャンペーンがありません。
ですので、これらの費用を補填するすべがフレッツ光にはありません。
キャッシュバックがない
フレッツ光の新規入会キャンペーンはほとんどやっていません。
なので、キャッシュバックがもらえないのです。
そのため、
- auひかり解約料
- フレッツ光開通工事費
など、auひかりからフレッツ光への乗り換えで発生する費用を補填することもできません。
電話番号が変わる場合がある
「auひかり電話」
はauひかりを使った固定電話サービスです。
フレッツ光の場合は
「ひかり電話」
を提供しています。
auひかりからフレッツ光へ乗り換えで電話番号が引き継げるのかという問題があります。
電話番号を引き継げるケースは、NTT発番の電話番号のみです。
NTTのアナログ電話やISDN電話ではじめに取得した番号のこと。
たとえば、
⇩
auひかり電話へ番号ポータビリティ
⇩
ひかり電話へ番号ポータビリティ
であれば引き継ぎ可能です。
しかし、NTT発番ではない番号は引き継げません。
たとえば、
⇩
ひかり電話へは番号ポータビリティ不可能
このケースだとauひかりで新規取得した番号なので、auひかりを解約と同時に失効します。
プロバイダメールが使えなくなる場合がある
auひかりからフレッツ光へ乗り換えると、
auひかりで契約していたプロバイダメールアドレスが使えなくなる
場合があります。
auひかりで使っていたものと同じプロバイダをフレッツ光でも使うのであれば変わりません。
逆にプロバイダが変わる場合は、当然プロバイダ発行のアドレスは失効となります。
ちなみに、乗り換えでアドレスが変わってしまうのは非常に面倒です。
基本的にプロバイダメールアドレスは使わないことを推奨します。
- Googleが無料で提供しているGmail
- Yahoo!Japanが無料で提供しているYahoo!メール
といったフリーメールをメインメールアドレスとして使うのがおススメです。
このメールアドレスならプロバイダが変わっても使い続けられます。
②auひかりからフレッツ光へ乗り換えで通信速度は速くなるのか
auひかりからフレッツ光へ乗り換えたい人で一番多い理由が、
「auひかりの通信速度が遅いから」
ではないでしょうか。
そもそもauひかりの通信速度が遅いケースは、
マンションタイプV
にあります。
マンションタイプVは、集合住宅棟内ケーブルに電話線を使用しています。
そのため、最大速度が100Mbpsしか出ないです。
また、電話線は光ファイバーと違い外部干渉を受けやすいということもあります。
それにより、速度低下が頻繁に起こります。
auひかりからフレッツ光へ乗り換えて、通信速度が速くなる可能性は中にはあります。
それは、棟内配線が電話線のVDSL方式から光配線方式へ変わる場合です。
でも、別にフレッツ光である必要はないのです。
つまり、フレッツ光と同じ設備を使う光コラボでもいいわけです。
auひかりからフレッツ光へ変更よりもお得な乗り換え先
auひかりからフレッツ光への乗り換えはデメリットが多いことは上記に記載した通りです。
では、代わりにどの光回線へ乗り換えればいいのでしょうか。
光コラボである次の3つの回線がおすすめできます。
- ビッグローブ光
- So-net光プラス
- enひかり
その理由を説明します。
乗り換えるならフレッツ光と同じ設備を使っている光コラボへ
そもそも光コラボは、フレッツ光が卸売している回線をユーザーに提供しています。
なので、使っている設備は全く同じになります。
ただし、利用料金が光コラボ各社で違います。
それに、多くの光コラボはプロバイダも月額料金に込みになっています。
フレッツ光みたいにプロバイダを別途契約する必要もありません。
光コラボのメリットをまとめるとこうなります。
【光コラボのメリット】
- フレッツ光よりも安い
- プロバイダが一体型
- 新規キャッシュバックがもらえる
- auスマートバリューに対応しているものもある
これらを踏まえた上で、auひかりからの乗り換えでおすすめの光コラボを3社紹介します。
ビッグローブ光
ビッグローブ光はauスマートバリューに対応しています。
auユーザーにおすすめできる光コラボです。
ビッグローブ光 | |
月額料金 | 戸建て4,980円
マンション3,980円 |
契約期間 | 3年 |
工事費 | 戸建て30,000円(750円割引×40カ月で実質無料)
マンション27,000円(675円割引×40カ月で実質無料) |
事務手数料 | 3,000円 |
キャッシュバック | 新規:26,000円 転用・事業者変更:10,000円 |
auスマートバリュー | auスマホ料金から毎月500円〜2,000円割引 |
IPoE IPv4 over IPv6オプション | IPv6オプション(無料) |
※NNコミュニケーションズ
新規開通工事がキャンペーンで実質無料になります。
また、IPoE IPv4 over IPv6方式で通信速度が速くなるIPv6オプションも付けられます。
ですので、快適にインターネットが利用できます。
当サイトがおすすめする「NNコミュニケーションズ」というビッグローブ光の販売代理店から申し込めば、
”26,000円のキャッシュバック”
が貰えます!
公式サイトや家電量販店で申し込んだら絶対に受け取れない
”NNコミュニケーションズ独自の特典”です。
NNコミュニケーションズ ビッグローブ光キャンペーンサイト

ビッグローブ光の全ての窓口のキャッシュバックを比較した結果を、以下の記事で解説しています。
So-net光プラス
So-net光プラスもauスマートバリューに対応しています。
auひかりからの乗り換えにピッタリです。
So-net光プラス | |
月額料金 | 戸建て:3,980円
(37ヶ月以降5,580円) マンション:2,980円 (37ヶ月目以降4,480円 ※月額割引キャンペーン適用時 |
契約期間 | 3年 |
工事費 | 24,000円
(戸建て400円割引×60カ月で実質無料、マンション500円×48カ月で実質無料) |
事務手数料 | 3,000円 |
キャッシュバック | なし |
月額割引 | ◼️マンション:1,500円割引 × 36ヶ月 →合計54,000円の割引 ◼️戸建て:1,600円割引 × 36ヶ月 →合計57,600円の割引 |
スマホセット割 | auスマホ料金から毎月500円〜2,000円割引 |
IPoE IPv4 over IPv6オプション | v6プラス(無料) |
※So-net公式キャンペーン
キャッシュバックはありません。
その代わり月額料金がキャンペーン割引で非常に低価格となっています。(3年間の総支払額で計算すればビッグローブ光よりもお得)
しかし、37カ月目以降はかなり高くなってしまうので、長期間使い続けるには向いていません。
開通工事費も実質無料にはなります。
ですが、戸建て60カ月、マンション48カ月となかなか長い期間での割引となっています。
途中で解約すると残債が発生してしまう点にも注意は必要です。
通信速度に関しては、ネットワークの混雑に強いv6プラスのオプションが付けられます。
そのため、ネット環境も快適です。
申し込みは、So-net光プラス公式サイトが一番おすすめです。
- マンション住みの人なら合計54,000円の割引
- 戸建て住みの人なら合計57,600円の割引
という、破格の独自キャンペーンを行なっているのがSo-net光プラス公式サイトです。
この後、他の申し込み窓口と比べても、
”合計の還元が最高額”
”申し込みと同時にキャンペーン手続きも完了する”
という圧倒的に優れたキャンペーンを行なっています。

So-net光プラス光の全ての窓口のキャッシュバックを比較した結果を、以下の記事で解説しています。
enひかり
enひかりはauスマートバリューに対応していません。
なので、
「auユーザーじゃないのにauひかりを使っている人が乗り換える光回線」
としておすすめできます。
enひかり | |
月額料金 | 戸建て:4,300円
マンション:3,300円 |
契約期間 | なし |
工事費 | 15,000円 |
事務手数料 | 3,000円 |
キャッシュバック | なし |
スマホセット割 | UQ mobileユーザー「勝手に割り」で月額100円割引 |
IPoE IPv4 over IPv6オプション | v6プラス(180円)
transix(180円) |
キャッシュバックや工事費実質無料のキャンペーンがないのは残念な点です。
ですが、とにかく月額料金が安いことが一番の魅力です。
それに、この安さはSo-net光プラスと違って永年変わりません。
ずっと使い続けたいという方におすすめできます。
また、IPoE IPv4 over IPv6のオプションも付けられます。
安いうえに速度も速いと評判の光コラボです。
enひかり キャンペーンサイト

enひかりの評判・特徴を、以下の記事で解説しています。
auひかりから他社回線へ乗り換える流れ
回線乗り換えは、手順を間違うとインターネットの使えない期間ができてしまいます。
なので、そうならないための流れを簡単に説明します。
まずは、乗り換え先の光回線を新規申し込みします。
申し込みから開通までは早ければ2週間ほど、遅くても1カ月ちょっとで開通します。
【2】auひかりの解約の連絡
連絡する際は、乗り換え先光回線の開通予定日の後に解約になるように調整してください。
連絡先はauひかりで契約している各プロバイダです。
【3】新しい光回線の工事、開通
開通工事費は立ち合いが必要です。
【4】auひかりの解約、宅内機器の返却
auひかりの解約が完了すると、宅内機器の返信用着払い伝票が届きます。
レンタル機器はすべて着払い伝票を使ってKDDIへ返却してください。
基本的な流れはこのようになります。
一部の人は【3】と【4】の間に撤去工事費が入ることもあります。
その場合、当日に立ち合いが必要です。
このような流れはKDDIも乗り換え先のオペレーターも丁寧に説明してくれます。
特に難しいものではないので安心してください。
auひかりからフレッツ光へ乗り換えのまとめ
auひかりからフレッツ光へは乗り換えると損をします。
auひかりからフレッツ光へ乗り換えるよりも、auひかりから
- ビッグローブ光
- So-net光プラス
- enひかり
がおすすめです。
【auひかりからの乗り換え先の選び方】
- auスマホユーザーの方は、ビッグローブ光かSo-net光プラス
- 現金キャッシュバックを受け取りたい方はビッグローブ光
- 月額料金割引キャンペーンを受けたい方はSo-net光プラス
- auスマホユーザではない方はenひかり
ビッグローブ光とSo-net光プラスはauスマートバリューに対応しています。
auユーザーにおすすめです。
enひかりは、auスマートバリュー未対応です。
しかし、単純に月額料金がとても安いのでおすすめします。