光回線とADSLはどっちを選ぶのが正解?速度・料金・仕組みの違いを徹底解説

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ADSLは2025年頃に終了するサービスで、利用者は激減しています。
世間一般の流れからすると、光回線を契約する人が多くなっていることは間違いありません。

 

ですが、いくつかの条件が合う方にとって圧倒的な安さが魅力的です。
なので、ギリギリまで利用価値があるのもまた事実です。

この記事では光回線とADSLの特徴を徹底的に解説したうえで、これからADSLがおすすめな人と、光にしたほうが良い人の違いをご紹介します。

光とADSLで迷っている方は、ご自身の状況がどちらに該当するかを判断してみてください。

①光回線とADSLの違いについて

まずは光回線とADSLの違いをご紹介してきます。

「そこまではわかっているよ!」という方もいるかもしれませんが、この違いを知らずに契約するのは非常に危険なので、おさらいの意味で確認しておいてくださいね!

光回線とADSLの違い
光回線料金:5,500円前後(戸建)、4,500前後(マンション)

通信速度:100M~1Gbps

普及率:60%以上

使えるエリア:広い(光回線が敷設済の地域)

ADSL料金:5,600円前後(戸建)、4,500前後(マンション)

通信速度:1M~50Mbps

普及率:10%以下

使えるエリア:狭い(基地局から6.5Km以内)

※料金はプロバイダ料金込で相場の金額を表記しています。

光回線とADSLは、光ファイバーを使うのか、電話線を使うのかという仕組み上の違いがあります。

光回線とADSLを比べると、料金はそんなに変わりませんが、ADSLは速度が遅いです。
ADSLは局から離れすぎると使用できないという制限もあります。

 

②ADSLの特徴とメリット

ではここからは、ADSLの特徴と、メリット・デメリットをご紹介していきましょう。

 

2.1 ADSLの仕組み

 

ADSLはインターネット回線サービスの一つで、 定額で利用できます。
1999年から始まったADSLサービスは2005年頃にピークを迎え、以降は光回線へとシェアが移行していきました。

 

ADSLは、加入電話(アナログ電話)で使っているメタルケーブル(電話線)を利用します。
ADSLの通信で使われる周波数帯と電話通信の周波数帯が違うので、同じ1本のメタルケーブルを共有して通信ができます。宅内には、ADSLの信号と電話の信号を振り分けるスプリッタを設置します。

 

ADSLは設置の環境によって、速度や安定性が変わります。電話線をインターネット用に使っているので光回線と比べると不安定で、外部の干渉を多く受けます。よって、通信品質は保証されません。

 

2.2ADSLのデメリット

ADSLは、局からの距離によって速度が低下するというデメリットがあります。

局からの距離が遠くなるほど減衰が大きくなり、4Kmを超えると、1Mほどしか速度はでません。
6Km近くになると、ほぼ使えないことが多いです。

ラジオやアマチュア無線の干渉も受けます。

 

これらの問題点を解決するには、回線調整や安定化があります。

安定化は、速度を抑えて安定性を取るという方法です。
ADSL回線は遅いほうが安定します。

頻繁に途切れを起こすような場合に行ないます。
安定化は無料です。

 

回線調整は、ブリッジタップ外し(電話線の分岐点で片方を切り離す)、芯線切替(別の電話線に変更する)、保安器 (家の外壁についてるもの) 交換などをします。
これらは有料で、1~3万円ほどかかります。

 

※故障申告をすれば無料で調整ができる

回線調整は高額なのですが、裏技的な方法で、無料で改善することができます。
それは、「故障申告をする」という方法です。

故障申告をし、修理者が派遣され、修理者の判断で保安器交換や芯線切替をすれば無料です。

例えば、保安器の種類によっては電話が着信するたびにADSLの通信が途切れます。

回線調整を依頼し、保安器を交換すれば7,300円かかりますが、故障申告し修理者が派遣され、修理者判断で交換した場合は無料です。

 

2.3ADSLを快適に利用できる人はどんな人なのか?

ネットニュース閲覧やブログの更新程度であれば1Mあれば十分です。
動画視聴も高画質でなければ5~10Mあればいいでしょう。

 

しかしADSLは局からの距離が遠いと1Mすら出ないことがあります。
局からの距離は以下のサイトで確認できます。

 

線路開示情報

※NTT以外(Yahoo!BB ADSL)も同じ

西日本NTT西日本公式サイト
東日本NTT東日本公式サイト

 

2.4 ADSLの速度と距離の目安

距離と速度の関係は次のような目安になります。

基地局からの距離と通信速度
1Km以内概ね快適。契約速度の8割は出る。
2Km以内12Mほど(8M契約はほぼ8M出る)
3Km以内8Mほど
4Km以内3Mほど
それ以上0~2Mほど

 

ADSLは、局から2Kmまでの家であれば快適に使えるでしょう。
それ以上だと、不安定になる可能性が高いです。

 

2.6ADSLを契約するにはどうすればよいのか?

【2019年3月追記】

Yahoo!BB ADSLが2019年2月末で新規受付を終了しました!

現在ADSLを契約できる会社はソフトバンクのYahoo!BB ADSLです。
Yahoo!BB ADSLは、12Mと50Mのみ選択のバリュープランがあります。

 

なので高画質動画を頻繁に視聴するという使い方をしない限り、まだまだADSLでも快適にネットを使うことができるんですね。
それでいて光回線より月々3,000~5,000円程度安いので、まだまだ評判がよく利用者も多い。

 

最も低料金(業界最安値)なので、Yahoo!BBはADSL利用者からのイチバンの人気となっています。
料金や割引などのが気になる方は公式サイトを参考にしてみてください。

 

ADSLに申し込めない今、ソフトバンクエアーがおすすめ

これから申し込みを検討していた方には、ソフトバンクエアーが唯一の代替案といってよいでしょう。

ソフトバンクとyahoo!BBは系列会社なので、ADSL希望者向けにキャンペーンを行なっています。

キャッシュバックを考慮するとADSLより低料金で、なおかつより速い回線を利用可能です。

2018最新|ソフトバンクエアーの評判|光回線のプロが実際に使ってみて速度・料金・キャンペーンを批評します!」の記事で料金や特徴、ソフトバンク光との違いについて詳しく解説しているので、ご参考ください。

 

➂光回線の特徴はなに?

ではここからは光回線について見ていきましょう。

ADSLと違いを確認して、どちらにするか判断してみてくださいね。

 

3.1光回線とはどんな回線なのか?

光回線は、電話線(ADSL)の代わりに、光ファイバーを使って通信を行います。

この世で最も速く進む「光」にデータを載せて通信を行います。

なので銅線に電流を流しながら通信するADSLとは圧倒的な速度差があります。

 

※光回線は1本の光ファイバーを32世帯で利用する

NTT局内の光を出力するPKG(パッケージ)から、一本の光ケーブルが延び、途中4分岐スプリッタで4本に分け、さらに8分技スプリッタで8本に分けます。
4×8=32本の光ケーブルになります。
1本で32世帯がシェアする形になります。

 

光回線はADSLに比べ、遠くでもデータの送受信が可能で、速度が安定します。
最大速度がNTTでは1Gbpsの高速通信可能です。

 

3.2光回線のデメリット

1本の光ケーブルを32世帯でシェアしているがために起こるトラブルがあります。
誰か1人のユーザーが異常なデータを局へ向かって上げていると、32世帯全部が使用不可になってしまうのです。

これが通信混雑という形で現れ、ネットが繋がらない時が出てくるんですね。

 

なので光回線の通信速度は、環境によって差が出てきてしまうんです。
同じフレッツでも、速度が速いという評判もあれば、使い物にならないという口コミもあります。

その原因は、周辺の利用者の影響で速度が変化する点にあるんですね。

 

 

3.3光回線が今主流なわけはなぜ?

現在はスマホなど1人1台通信端末を持つ時代です。

 

ADSLの伝送速度では家族全員分の通信量をまかなうのには物足りません。
さらに今は、IoT(モノのインターネット)であらゆるものがネットに繋がっている情報社会です。

大量のデータを通信するには光回線が欠かせません。

 

NTTの光回線エリア拡大が順調なこともあり、今では高速通信可能な光回線が主流になっています。

 

3.4光回線に変えるメリットはなにか?

光回線のメリットは、なんといってもその通信速度の速さです。
NTTでは最大1Gbpsの通信速度です。高画質の動画視聴や、上り回線も最大1Gbps のため大量のアップロードもサクサクできます。

 

料金面でも特にADSLと比べ高いわけでもありません。
マンションタイプの場合、非常に安くなります。

ひかり電話も500円で利用できますし、光回線ならではのTVサービスなどもあります。

 

3.5光回線はどう選べば良いのか?

光回線を選ぶときの選択しは、フレッツ光、コラボ光、auひかりなどがあります。
基本的にこれらは料金が多少違いますが、大まかなサービス(速度や電話など)は一緒です。

 

au、ソフトバンク、ドコモの自分が契約している携帯のキャリアと同じ会社の行っている光回線サービスを選べば、スマホの定額パケット通信料金から割引サービスを受けられます。

これらの割引をうまく利用することが、現在の光回線選びのコツとなっています。

 

光回線の選び方に関しては、下記の記事で詳しくご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

【必ず見つかる】インターネット回線徹底比較!あなたに最適な回線をご提案します!
【記事の内容は動画でも解説しています】 記事を読むのが面倒な方はこちらをご参照ください インターネット回線と言えば少し昔はフレッツ光が当たり前でしたが、現在は、 光コラボ各社 auひかり NURO光 などなど様々な選択肢が増えています。 ※...

 

④光回線とADSLの上手な選び方は?

では、それぞれの特徴を理解したうえで、あなたがADSLを使うべきか、光回線にするべきかを判断していきましょう。

目的別におすすめの選択肢をまとめているので、あなたがどちらに該当するか確認してみてください。

目的別の判断基準
ADSL自宅がNTT局まで2Km以内

2年継続で契約する予定(Yahoo!BBバリュープランが安い)

動画のアップロードはしない(局にいくら近くても動画のアップは不可能)

戸建てに住んでいる(ADSLの方が安くなる可能性)

光回線YouTubeなどに動画のアップロードをする

自宅がNTT局から2Km以上離れてる

高画質で動画を見たい

ひかり電話を使いたい(ひかり電話は全国どこへ掛けても一律通話料金)

マンションに住んでいる(光回線の方が安くなる可能性)

 

ADSLでも光回線でもなく、その他の回線を選んだ方がいい場合もあります。
住宅事情で光回線を引き込めなかったり、局から離れすぎていてADSLが利用できないなどが重なった場合は、WiMAXなどのモバイルルーターを使ってのインターネットをするという選択もあります。

 

モバイルルーターの選び方は下記の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

【2023年最新】モバイルルーターおすすめランキングTOP5!
サカモトさん モバイルルーターって商品がいっぱいありすぎて、どこで選べばいいかわからないよぉ。 比較の達人 40社以上あるモバイルルーターから、当サイトが厳選したTOP5から選ぶと失敗することがありません。 この記事では、 モバイルルーター...

 

ちなみに…光回線とADSLの併用は可能なのか?

光回線とADSLの併用は可能です。2世帯住宅で、1軒の家に別々に引き込みたいという方もいるでしょう。
それぞれ全く別の回線になりますので、それぞれにモデムやONUが必要になります。

 

しかし、この方法はお勧めできません。費用がただ高くなるだけです。2世帯住宅でも、光回線1本だけ引き込めば、2世帯全員がインターネットを利用できます。
ルーターを設置すれば、複数端末接続可能です。ルーターがインターネット回線のすべての窓口になり、ルーターを中心とした配線を構築すればいいのです。

 

LANケーブルを各部屋まで配線する工事をするか、無線LANでWi-Fi通信をするといった方法があります。

 

まとめ:基本は光回線!条件が合致する人はADSLもアリ!

これまでの話をまとめてみましょう。

まずどちらが優れいているのかという点ですが、基本的には光回線が全面的に優れています。

 

ADSLは通信が不安定なネットサービスです。
それに比べ、光回線のデメリットはあまりありません。ADSLにできて光回線にできないことはありません。

 

ただ、用途と環境が合致すれば、ADSLでコストを抑えることも十分に可能です。
なので、この記事でADSLでも問題ないと判断された方は、ADSLを選ぶのもアリです。

 

現在はYahoo!BBしか選択肢がないので、公式サイトから申し込みを行ってください。

Yahoo!BB ADSL 公式サイト

現在は受付を終了しているので、ソフトバンクエアーか光回線の2択となります。

ソフトバンクエアーがきになる方はこちらをご参照ください。

2018最新|ソフトバンクエアーの評判|光回線のプロが実際に使ってみて速度・料金・キャンペーンを批評します!

 

とにかく安く抑えたい、NTT局からも離れていないという人はADSL。
アップロードもしたい、高画質で動画を見たいという人は光回線にしましょう。

 

光回線を選ぶ方は、下記の記事でどの会社にするか判断してみてくださいね。

【必ず見つかる】インターネット回線徹底比較!あなたに最適な回線をご提案します!
【記事の内容は動画でも解説しています】 記事を読むのが面倒な方はこちらをご参照ください インターネット回線と言えば少し昔はフレッツ光が当たり前でしたが、現在は、 光コラボ各社 auひかり NURO光 などなど様々な選択肢が増えています。 ※...
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