【auひかり】障害発生時に慌てないように覚えておきたい5つの事

auひかり
当サイトのコンテンツ内にはプロモーションを含みます。

 

auひかりは基本的には通信品質も良く、評判が良いサービスです。
ですが、光回線である以上、何らかのトラブルで通信障害が発生してしまうこともあります。

 

この記事では通信障害が起きてしまったときの対処法、通信障害か、その他のトラブルか見極める方法をご紹介していきましょう。

 

①auひかりの通信障害の際、復旧にかかる時間について

まずは通信障害と復旧に対する基礎知識からご溶解していきましょう。

 

1.1 auひかりの通信状況を調べる方法は?

auひかりは、ウェブサイトで障害・メンテナンス情報を下記のページで一般公開しています。市・区単位のかなり広いエリアで起こった障害の履歴や現在の障害の発生状況が確認できます。

 

auひかり 障害・メンテナンス情報

 

このサイトに情報が上がっているケースだと、ほとんどが、KDDI網内故障です。局にあるルーターの故障や局間を結ぶ中継ケーブルなどの故障です。そのため、auひかりユーザーの個別の故障や、局からユーザー宅までのケーブルが切れて数十人使えなくなっているレベルの故障はサイトに載りません。

 

1.2 プロバイダーの方で通信障害が起こっているか調べる方法は?

プロバイダーの障害情報は、各プロバイダーのウェブサイトから確認できます。ネットが使えない以外にも、メールだけができないなど、プロバイダーが提供しているサービスについてもこちらで確認できます。

 

プロバイダーの障害情報がわかるサイト
au one net公式サイト
@nifty公式サイト
@T COM公式サイト
ASAHIネット公式サイト
BIGLOBE公式サイト
DTI公式サイト
So-net公式サイト

 

 

1.3障害が通信元の場合復旧には大体どれくらいかかる?

通信元が原因で障害が発生した場合の復旧時間はピンキリです。局内のルーター故障であれば、交換程度で済むので1時間くらいで直りますが、修理が難しい設備が故障した場合は丸1日復旧に時間を要することもあります。

 

ほとんどのネットワークの重要な設備は冗長化(予備にすぐ切り替えられる体制)がとられていますので、丸一日インターネットに繋がらないということは珍しいです。

 

auひかりのサイト、プロバイダーのサイトで確認できる障害は、細かいエリアまでは特定できません。すべてのユーザーが回復したと見込まれると、復旧情報を出します。なので、障害発生から復旧情報が上がるまで丸1日かかっていたとしても、ほとんどのユーザーは数時間で回復済みのケースが多いです。

 

障害が発生したら、利用ユーザーは待つしかないのですが、auひかりやプロバイダーなどに電話連絡し、個別に具体的な進捗状況を問い合わせてみてもいいでしょう。

 

障害がなおるまでは、auひかりでネットをすることができないので、携帯キャリアのネット回線をパソコンで利用するテザリングを使えば、ネットを利用できます。ただし、テザリングは使いすぎるとパケット通信量がすぐ限界になってしまうので、あくまで一時的な利用方法です。

 

②利用者側の問題の解決方法について

 

ネットが使えない原因の多くは、通信元の障害よりも、利用者側の問題のケースが多いです。自分でできることで、障害箇所を特定し、早期復旧に役立てる情報を紹介します。

 

2.1端末が問題かどうか確認するには?

端末が原因かどうか調べるには、もう一台別の端末でネットができるか確認すればいいのです。複数台の端末(パソコン、スマホ、タブレット、ゲーム機など)の内、特定の1台だけがネットに繋がらないのであれば、端末が原因の可能性が高いです。

 

もしくは、その端末に伸びているLANケーブルの故障、ルーターのLANポートの故障が考えられます。Wi-Fiで無線接続している場合は、ケーブル等の可能性は無いので、十中八九端末が原因です。

 

2.2初期化と再起動の方法は?

ネットが使えないとき、機器の再起動をすれば直るケースが多いです。再起動が必要な機器には、ONU、ホームゲートウェイ、パソコン等の端末があります。

 

まずは、一番再起動で直る可能性が高い、ホームゲートウェイを再起動してみましょう。方法は、単純に電源プラグを抜くだけです。最初は10秒ほど電源を抜いた状態にしてから、再度電源を入れます。それでも直らない場合は、5分ほど電源を抜いたあとに、再度電源を入れます。

 

上記の方法でも改善しない場合は、すべての機器の電源をいったんすべて切り、ONUから順に電源を入れていきます。ONUの電源を入れて50秒ほどしてからホームゲートウェイの電源を入れましょう。

 

再起動で直らないようなら、次に、ホームゲートウェイの初期化を試します。ホームゲートウェイの初期化手順は次の通りです。

 

  1. ホームゲートウェイの電源プラグを抜く
  2. 10秒ほどしたら、更新ボタンを押しながら電源プラグを入れる
  3. 約20秒後、すべてのランプが同時に3回緑点滅したら初期化完了

 

2.3モデムのランプの異常からなにが分るの?

auひかりのONUやVDSLモデムにはランプがあります。ランプの意味がわかれば、どこに障害が発生しているかの予測が立ちます。

 

ONUのランプの意味
ホームゲートウェイ緑点灯:ONU⇔ホームゲートウェイ間が100Mbpsで通信中

橙点滅:ONU⇔ホームゲートウェイ間が1ギガで通信中

消灯:ホームゲートウェイを認識できない

通信緑点灯:局の装置とONUとの認証がとれている

消灯:局の装置とONUとの認証がとれていない

光入力緑点灯:局からの光信号が届いている

消灯:局からの光信号が届いていない

電源緑点灯:電源が入っている

赤点滅:ONUが故障している

消灯:電源が入っていない

 

 

 

簡単にいうと、すべてのランプが点いていれば正常です。たとえば、光入力ランプが消えていれば、ONUより上部側の障害です。ホームゲートウェイのランプが消えていれば、ONUより下部側の障害です。

 

 

VDSLモデムのランプの意味
POWER緑点灯:電源が入っている

消灯:電源が入っていない

VDSL LINK緑点灯:マンション共有部の装置⇔VDSLモデム間の通信が確立中

緑点滅:データが流れている

消灯:マンション共有部の装置⇔VDSLモデム間が確立していない

LAN LINK緑点灯:LANリンク確立中

消灯:LANリンク確立していない

LAN ACT緑点滅:LANにデータが流れている

消灯:LANにデータが流れていない

ALARM緑点灯:VDSLモデムが故障している

緑点滅:自動テスト中

消灯:正常

 

VDSL LINKが消えていれば、VDSLより上部側(マンション共有部の装置まで)の障害だとわかります。しかし、マンション共有部の装置から更に上部側の故障の場合は、VDSLモデムのランプからは判断がつきません。LAN LINKが消えている場合は、VDSLモデムより下部側の障害です。

 

2.4初期の設定でよく間違える事とは?

 

auひかりの工事が終わり開通後は自分で機器の設置・設定をしなくてはなりません。しかし、それほど難しいものではないです。auひかりの場合、ONUまたはVDSLモデムとホームゲートウェイがユーザーに送られていますが、フレッツ光と違い、特別プロバイダーの設定をする必要がありません。

 

ホームゲートウェイはONUやVDSLモデムより一回り大きく、LANポートが複数付いているので違いはすぐわかります。auひかりホーム・マンション光配線は、光コンセントにONUを接続し、ホームゲートウェイとONUをLANケーブルで接続すれば配線は完了です。auひかりマンションVDSLは、モジュラージャックとVDSLモデムを接続し、ホームゲートウェイとVDSLモデムをLANケーブルで接続すれば配線完了です。

 

いくつか注意が必要なのは、前に使っていた回線の設定が通信を邪魔してしまう可能性があるということです。例えば、他社のルーターを今まで使っていて、他社ルーターとauひかりのホームゲートウェイを接続して繋ぎたい場合などに、他社ルーターに元々入っていたPPPoEの設定が邪魔をします。それと、他社ルーターにはルーターモードとブリッジモードの切り替えができるのですが、auひかりのホームゲートウェイを使う場合はブリッジモードで使います。

 

あと、以前の回線ではルーターを使わず、パソコンにプロバイダーの設定を入れていた人も注意が必要です。ブラウザの設定変更が必要で、IEの場合は、インターネットオプション⇒接続⇒ダイヤルしない、に変更しておきましょう。

 

2.5PCの設定が原因の場合

 

PCのバージョンごとに設定方法は変わりますが、基本的に確認する項目は同じです。「IPアドレス・DNSサーバが自動取得になっているか」を確認しましょう。

 

windows8の場合

 

コントロールパネル⇒ネットワークの状態とタスクの表示⇒アダプタ設定の変更⇒使っているアダプタのアイコンを右クリック⇒プロパティ⇒インターネットプロトコルバージョン4を選択し、プロパティ⇒「IPアドレスを自動的に取得する」、「DNSサーバのアドレスを自動的に取得する」を選択していればOK

 

Mac OS X10.8の場合

 

ネットワーク環境⇒詳細⇒TCP/IP⇒「IPv4の構成」が「DHCPサーバを参照」、「IPv6の構成」が「自動」にする⇒プロキシ⇒「構成するプロトコルを選択」のチェックをすべて外し、「受動FTPモード(PASV)を使用」にチェックする⇒OK⇒適用

 

これらの設定は、デフォルト状態であればいじる必要はありません。お使いのパソコンが、会社やホテルで使えるように特別に設定してあるときなどは、デフォルト状態でない可能性があるので、確認しておいたほうがいいでしょう。

 

③復旧後にする作業について

 

auひかりの回線側の障害が復旧したのにインターネットに繋がらない場合は、ONU、ホームゲートウェイ、パソコンの電源の入れなおしを試してみましょう。

 

その際、電源を入れる順番は「外に近いほうが先」です。最初にすべての電源を落としたら、ONU⇒ホームゲートウェイ⇒パソコンの順番で電源を入れていきましょう。それぞれの機器が完全に立ち上がってから次の機器の電源を入れたほうがいいので、それぞれ50秒ほど間を空けましょう。

 

④問題がみつからなかった場合について

 

4.1上記以外が問題のケースはある?

ランプが正常なのに接続できない、有線はOKなのに無線ができないなど、インターネットが繋がらないケースや理由は様々です。ONUやホームゲートウェイ自体が故障すると、場合によってはランプ表示があてにならないこともありますし、ホームゲートウェイの無線内蔵アンテナが故障するなどわかりにくいケースもあります。

 

「原因がなんだかわからないけれど、機器を再起動したら直った」という話は通信のプロの世界でもよくあります。なので、とりあえずは機器の再起動から始めることをおすすめします。

 

4.2自分で解決できなかった場合、問合せはどこにするの?

auひかりの障害発生時は、auひかりのサポート窓口へ問い合わせ、状況を遠隔で調べてもらいましょう。遠隔でも障害の原因が解決できなかった場合は、修理者が自宅に派遣されます。

 

auひかりインターネットサービスの設定・故障について

0077-7084 年中無休(9:00~23:00)

 

⑤オプションはどうなるの?

 

回線自体に障害があれば、テレビ・電話などのオプションも使えなくなります。auひかりのサポート窓口へ問い合わせて判断を仰ぎましょう。

 

ネットは問題ないけど、メールやセキュリティなどプロバイダー提供のオプションだけに障害が発生するケースもあります。プロバイダーのオプションに関する障害は、プロバイダーのウェブサイトから確認できます。

 

まとめ:機器が悪いのか、通信障害かを見極めよう

 

障害の発生は、それぞれの対処法が分かればそれほど解決は難しくありません。auひかりの障害は、主に回線側と利用者側に問題が分かれます。

 

回線側のケースで大規模なレベルであれば、auひかりのウェブサイトに障害情報が載ります。電柱間の光ケーブルが切断したなどは、規模が小さいのでauひかりでも把握できていません。小さな規模の障害は、利用者からの申告によって、始めてauひかり側が認知します。

 

利用者側が原因時は、機器のランプ状態、PCの設定などを確認し、必要に応じてauひかりのサポート窓口へ問い合わせましょう。

 

 

タイトルとURLをコピーしました